The Beatles『A Hard Day's Night』2009-09-13 Sun 01:00
2. I Should Have Known Better 3. If I Fell 4. I'm Happy Just to Dance With You 5. And I Love Her 6. Tell Me Why 7. Can't Buy Me Love 8. Any Time at All 9. I'll Cry Instead 10. Things We Said Today 11. When I Get Home 12. You Can't Do That 13. I'll Be Back [2003年7月26日に作成したものを加筆・訂正] 1964年7月、同名映画のサントラ盤としてリリースされたサードアルバム。 全13曲すべて、レノン&マッカートニーのオリジナルで収録され、 アナログ盤A面(1〜7)が映画の挿入歌として使用された曲。 演奏面ではジョージがエレクトリックの12弦ギターを随所で取り入れ、 レコーディング面では4トラック・レコーダーが導入され、 主にヴォーカルのオーヴァー・ダビングで発揮されています。 アルバムは全体的にジョンの活躍が目立ち、 リード・ヴォーカルも13曲中9曲と多く、ポールは3曲、ジョージ1曲。 タイトル曲「A Hard Day's Night」はイントロの"ジャ〜ン"だけでインパクト大。 大袈裟な言い方だけどこれだけでビートルズだと瞬時に判る。 んでもって、後は曲の最後まで全力で一気にぶっ飛ばす。 他にも6、8、11、12等、勢いのあるナンバーが多い。 そういう中でも「I'll Be Back」はジョンの私的な感情も含まれた陰りのある作品で、 アルバムの中でも異彩を放つ。けどこの雰囲気は次回作へと受け継がれて行く。 ちなみにRoger Nichols & The Small Circle Of Friendsが1968年発表のアルバムで ポールはアコースティックな「And I Love Her」やマイナー調の「今日の誓い」、 R&Bの要素が強い「Can't Buy Me Love」等で多彩な面を見せています。 初期ビートルズの魅力が凝縮された傑作アルバム。 なお、当時日本では映画のワン・シーンの写真を使用したジャケットで発売。 アメリカでは映画の配給会社、United Artistsからやはりジャケ違いで発売され、 内容も英盤とは異なり、1〜7,9のビートルズの曲の他に、 ジョージ・マーティン・オーケストラによる演奏が4曲含まれていました。 ![]() 『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAS 6366/1964年6月発売) [Side A] 1. A Hard Day's Night 2. Tell Me Why 3. I'll Cry Instead 4. I Should Have Known Better (Instrumental)* 5. I'm Happy Just to Dance With You 6. And I Love Her (Instrumental)* [Side B] 1. I Should Have Known Better 2. If I Fell 3. And I Love Her 4. Ringo's Theme (Instrumental)* 5. Can't Buy Me Love 6. A Hard Day's Night (Instrumental)* ● *印はジョージ・マーティン・オーケストラによる演奏。 ●ビートルズの曲は疑似ステレオで収録。 ●「I'll Cry Instead」「And I Love Her」は英盤とは別ヴァージョン。 「おまけ:別ヴァージョンについて(簡易版)] ここに記載するヴァージョン/テイク違いは"簡易版"です。 個人的に把握している範囲内で、大雑把に書いてありますが、 もっと細かく、深ぁ〜く知りたい方は、 12月に下記の本が出ますので、そちらもご参照ください。
1. A Hard Day's Night (Mono) フェイド・アウトがステレオよりも若干早い。 (疑似ステレオ) アメリカのUnited Artistsから発売されたサントラのステレオ盤は、 Mono Mixを疑似ステレオ化したものが収録されています。未CD化。 ◎『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAS 6366/1964年) (Remix) DVD版『Anthology』にRemixが収録されていますが、 残念ながらフル・コーラス収録されていない。 ◎『Anthology』(DVD=EMI Music Japan TOBW-3201/2006年) (別テイク) 1995年に発表された別テイク(Take 1)。 ◎『Anthology 1』(CD=東芝EMI TOCP-8701〜02/1995年) 2. I Should Have Known Better (Mono) Stereoよりもフェイド・アウトが若干速い。 (疑似ステレオ) アメリカのUnited Artistsから発売されたサントラのステレオ盤は、 Mono Mixを疑似ステレオ化したものが収録されています。未CD化。 ◎『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAS 6366/1964年) (Stereo 1) 今回のリマスター盤にも収録されているStereo Mix。 ●Stereoの方がMonoよりもややピッチが速い。 ●イントロのハーモニカが途中で途切れる。 ●また、ジョンのヴォーカルがシングル・トラックになるパートで、 2分6秒付近、「Oh〜っ」からファルセットにかけての部分は Monoとは違うヴォーカルになっている。 ●フェイド・アウトはMonoよりも若干長い。 (Stereo 2) イントロのハーモニカが途切れないよう修正が施されている。未CD化。 ◎『Reel Music』(LP=東芝EMI EAS-81480/1982年) 3. If I Fell (Mono) 歌い出しがシングル・トラック。Stereoではダブル・トラック。 (Stereo) ●Stereoの方がMonoよりもややピッチが速い。 ●Stereoは出だしからヴォーカルがダブル・トラックになっている。 ●1分44秒付近でポールの声が途切れる。 (Remix) DVD版『Anthology』にRemixが収録。 イントロはMono Mix同様、ヴォーカルはシングル・トラック、 その後ヴォーカルはダブルになり、左右にパンされる。 1分44秒付近、Stereoでポールの声が途切れる部分になると、 その部分だけ左右のどちらかのヴォーカルが中央に移動する。 ヴォーカルにかかるエコーがオリジナルよりも浅くなっている場合が多い。 ◎『Anthology』(DVD=EMI Music Japan TOBW-3201/2006年) 4. I'm Happy Just to Dance With You (疑似ステレオ) アメリカのUnited Artistsから発売されたサントラのステレオ盤は、 Mono Mixを疑似ステレオ化したものが収録されています。未CD化。 ◎『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAS 6366/1964年) 5. And I Love Her (U.S. Mono Mix) 映画及びアメリカのUnited Artistsから発売されたサントラ盤には、 リード・ヴォーカルが殆どシングル・トラックになっている。未CD化。 他のミックスでは全て、1分8秒〜16秒付近のみがシングル・トラック。 ◎『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAL 6366/1964年) (疑似ステレオ) アメリカのUnited Artistsから発売されたサントラのステレオ盤は、 Mono Mixを疑似ステレオ化したものが収録されています。 (Long Version) エンディングのリフが通常4回なのに対し、6回入っている。未CD化。 ◎『Something New』(LP=ドイツOdeon STO 830756/1964年) ◎『Rarities Vol.2』(LP=東芝EMI EAS-81325/1980年) (別テイク) 1995年にアレンジの異なる初期テイク(Take 2)。 ◎『Anthology 1』(CD=東芝EMI TOCP-8701〜02/1995年) 6. Tell Me Why (Mono) ●モノラルではジョンのリード・ヴォーカルがシングル・トラック。 ●ちなみに映画の中で使われているミックスでは、 ジョンのもう一つのヴォーカルが使われ、通常Mono Mixとは異なる。 (疑似ステレオ) アメリカのUnited Artistsから発売されたサントラのステレオ盤は、 Mono Mixを疑似ステレオ化したものが収録されています。 さらにこの曲ではジョンのリード・ヴォーカルとコーラスが入れ替わる毎に、 左右の音質が切り替わるという変則的なミックスが施されています。未CD化。 ◎『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAS 6366/1964年) (Stereo) ステレオではジョンのリード・ヴォーカルがダブル・トラック。 7. Can't Buy Me Love (Mono) ステレオ版では聴けないハイハットが目立ちますが、 最近の調査によると、リンゴが撮影でいなかったため、 エンジニアのNorman SmithがMono Mixをしながら 同時にハイハットを叩いたと言われています。 (Stereo) ●ステレオにはMonoにオーヴァー・ダヴされたハイハットがない。 ●ギター・ソロもMonoとは若干の違いあり。 (Remix) DVD版『Anthology』にRemixが収録されていますが、 残念ながらフル・コーラス収録されていない。 ヴォーカルはセンターではなく、左右に振り分けられている。 ◎『Anthology』(DVD=EMI Music Japan TOBW-3201/2006年) (別テイク) 1995年に発表された別テイク(Take 1。ギター・ソロのみTake 2)で、 リリース版よりもキーが高く、バック・コーラスが入る等、アレンジも異なる。 ◎『Anthology 1』(CD=東芝EMI TOCP-8701〜02/1995年) 8. Any Time at All UK Mono Mix、US Mono Mix、Stereoの3種類があります。 (US Mono Mix) 米Capitol・Mono盤『Something New』では間奏のピアノが 英盤Mono MixよりもOff気味に入り、途中から音量が大きくなる。 ◎『The Capitol Albums Vol.1』(CD=Capitol X66878/2004年) 9. I'll Cry Instead 英Mono Mix、米Mono Mix、疑似ステレオ、Stereo Mixがあります。 (U.S. Mono Mix) 米Mono Mixは1分12〜32秒にかけて、通常版には含まれないパートが登場する。 そのため曲の長さも異なり、英Mono Mixは1分50秒、米Mono Mixは2分9秒。 ◎『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAL 6366/1964年) ◎『The Capitol Albums Vol.1』(CD=Capitol X66878/2004年) (疑似ステレオ) 米Mono Mixを疑似ステレオ化したもの。未CD化。 ◎『A Hard Day's Night』(LP=United Artists UAS 6366/1964年) 10. Things We Said Today (Remix) DVD版『Anthology』にRemixを収録。演奏はやや中央寄りになり、 ハーモニー・ヴォーカルは左右に振り分けられている。 ◎『Anthology』(DVD=EMI Music Japan TOBW-3201/2006年) 11. When I Get Home UK Mono Mix、US Mono Mix、Stereoの3種類があります。 (US Mono Mix) 米Capitol・Mono盤『Something New』は英盤Mono Mixよりもエコーがかかり、 歌詞の「till I walk」の部分のみ、英盤Mono Mixとは違う歌い方をしている。 ◎『The Capitol Albums Vol.1』(CD=Capitol X66878/2004年) 12. You Can't Do That Mono Mixは英・米でそれぞれのミックスが作成されていますが、 特に大きな違いは見受けられない。 (疑似ステレオ) 米Capitol盤『Second Album』(1964年)に収録された疑似ステレオ・ミックスは、 左=低音、右=高音にイコライジングし、さらに左右どちらかの音を微妙に遅らせ、 またまたさらに深いエコーが加えられています。 ◎『The Capitol Albums Vol.1』(CD=Capitol X66878/2004年) (別テイク) 1995年に発表された別テイク(Take 6)。 ◎『Anthology 1』(CD=東芝EMI TOCP-8701〜02/1995年) 13. I'll Be Back (U.S. Mono Mix) Mono Mixは英・米それぞれに作成され、米版はヴォーカルにかかるエコーが深い。 アメリカでは米Capitol・Mono盤『Beatles'65』に収録。 ◎『The Capitol Albums Vol.1』(CD=Capitol X66878/2004年) (別テイク) 1995年に2種類の別テイク(Take 2、3)が発表されています。 Take 2ではワルツ調のアレンジで、途中で失敗。ちなみにMono Mix。 Take 3はアレンジをリリース版に近いものに替えています。 こちらはヴォーカルにステレオ・エコーがかけられている。 ◎『Anthology 1』(CD=東芝EMI TOCP-8701〜02/1995年) (別テイク・Remix) DVD版『Anthology』に上記Take 2、3のRemixを収録。 ヴォーカルは中央、演奏はやや左寄りにミックス。 ◎『Anthology』(DVD=EMI Music Japan TOBW-3201/2006年) 本日のBGM:The Cyrkle「I'm Happy Just To Dance With You」(from"Neon"1967)
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