今日のひとりごと

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The Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
(2009/09/09)
ザ・ビートルズ

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1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
2. With a Little Help from My Friends
3. Lucy in the Sky With Diamonds
4. Getting Better
5. Fixing a Hole
6. She's Leaving Home
7. Being for the Benefit of Mr. Kite!
8. Within You Without You
9. When I'm Sixty-Four
10. Lovely Rita
11. Good Morning Good Morning
12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
13. A Day in the Life

1967年6月1日発表。英・米ほぼ同じ内容*で初めて発売され、共に1位を記録。
(*アメリカ盤はB面最後の"Inner Groove"が入っていない等、微妙な違いがある。)

ライヴ活動を停止し、スタジオ・ワークに本腰を入れたアルバム。
当初は何のテーマも曲もなく、バラバラに録音してきたものを、
ポールが"架空のバンドのコンサート"というアイデアを提案。
ジャケットを含め、統一感を持たせたものに仕上がっています。

ちょっと悪い言い方をすれば、派手な装飾でうまく取り繕ったって見方も出来るし、
時代が後になるに行くにつれ、評価が下がった理由も判らなくはないけど、
賛否両論共に、どちらかが欠けたらこのアルバムの事は見えてこないと思う。

結果的には、シングル中心の時代からアルバム主流への時代へと転換させ、
1枚のアルバムにテーマやストーリー性を持たせるというスタイル、
カラフルで実験色の強いレコーディングは、音楽的・録音技術的にも、
この作品以降に登場した多くのコンセプト・アルバムものに影響を与えています。
『SGT』は大きなきっかけにはなったと思うけど、
前年に発表され、特にイギリスでの反響が大きかった
The Beach Boys『Pet Sounds』の存在も必要不可欠な要素だと思う。

書いた曲数を含め、ポール主導のアルバムというイメージを強く受ける。
後にソロでライヴ演奏もした「Getting Better」や「She's Leaving Home」、
「When I'm Sixty-Four」(実は最初期の曲)といった聴き所もありますが、
「Lucy in the Sky With Diamonds」「A Day in the Life」等を聴くと、
おいしい所は全てジョンが持っていったような気がします(笑)
[小ネタ]
ザ・スパイダースが、当時発売前の『SGT...』を試聴した時の記事が
『日本ロック紀GS編 コンプリート』(著:黒沢進/2007年)の中で読む事が出来ます。
これは元々『Music Life』(1967年7月号)に掲載されていたもので、
半分冗談や戸惑いを見せつつも率直な感想を寄せています。

日本ロック紀GS編 コンプリート日本ロック紀GS編 コンプリート
(2007/09/29)
黒沢 進

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[オススメのカヴァー・ヴァージョン]
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」
◎Jimi Hendrix『Blue Wild Angel -Live At The Isle Of Wight』
「With a Little Help from My Friends」
◎Joe Cocker『With a Little Help from My Friends』
「Lucy in the Sky With Diamonds」
◎Elton John『Rocket Man -The Definitive Hits』
◎土岐麻子『How Beautiful』
「She's Leaving Home」
◎Harry Nilsson『Pandemonium Shadow Show』
「When I'm Sixty-Four」
◎Claudine Longet『クロディーヌ ロンジェ全集〜恋はみずいろ』
「A Day in the Life」
◎Wes Montgomery『Day in the Life』
◎Bobbi Boyle And The Trio『A Day in the Life』


[単なる個人的な思い出]
またまた、読んでも仕方のない個人的なエピソードを…(笑)
これもはじめはFMで全曲流れたのをテープに録音して聴いてました。
特に先入観もない状態で聴いて楽しんで…現在に至る。

で、1986年にモノラル盤レコードが限定発売されて、
近所のレコード屋さんにそれしか置いてなかったので、必然的に購入…。
ちなみにジャケット、1976年の再発盤から品番等を修正したっぽく、
右下にアップルのロゴ・マークを消した跡がありました。
結構短期間で、帯は破れ、盤も傷をいっぱいつけてしまった。
これを乱暴に扱っていたと捉えるか、聞き込んだ証と捉えるか…。
中古屋の買い取りセンターだったら、状態がいい方がいいんでしょうけど…(笑)

ところが…当時たちの悪い同級生がいまして…(笑)
これは自分が悪いんだけど、かなりしつこかったんで根負けして譲ってしまった。
その後それはどうなっていたかというと、ラップに包まれて保存されていた…(唖然)
他にも…帯を風鈴に取り付けたり、『Magical...』のブックレットをズタズタにし、
部屋の壁に貼付けたりとか、変な伝説は数しれず…(苦笑)

あ、こんな事もあったなぁ…M君の親がAP番号の『SGT』を持っていて、
ある日奴は電話で「ちょっと見せてくれない?」といってM君を呼び出し、
奴はそれを奪うように手にすると、M君を無視し数十分、家の中に閉じこもった。

しばらくすると奴が「どうもありがとう!」といってレコードを返してきた。
奴の性格上、何事もなく終わるはずはなく、
実は"変に真新しい米Capitol盤"とすり替えていた…(苦笑)

その後、M君と2人で奴の家に出向き抗議したところ、散々揉めた挙げ句、
奴は「わかった! 返す! それは玄関開けて置いてくれ」と言うと、
奴は「ほらよっ!」と、2階の窓からM君の親のレコードを放り投げた。
普段殆ど感情的にならないM君も
「仮にも、"中学校の生徒会長をやっている奴"がする事じゃないよな…。」
と呆れ返っていた…(苦笑)
もしかしたら、つづく。

「おまけ:別ヴァージョンについて(簡易版)]
ここに記載するヴァージョン/テイク違いは"簡易版"です。
個人的に把握している範囲内で、大雑把に書いてありますが、
もっと細かく、深ぁ〜く知りたい方は、
12月に下記の本が出ますので、そちらもご参照ください。
ザ・ビートルズ全曲バイブル  公式録音全213曲完全ガイドザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド
(2009/12/03)
日経エンタテインメント!

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1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
(Remix)
1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。
リード・ヴォーカルは中央に移動、SEやコーラスは左右に振り分けられる。
『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年)

2. With a Little Help from My Friends
(Remix)
1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。
リード・ヴォーカルは中央に移動。
『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年)

3. Lucy in the Sky With Diamonds
(Mono)
ステレオよりもピッチが遅い他、ヴォーカルがフェイズ処理されている。
Mono Box』に収録。

(Stereo)
Monoよりもピッチが速く、フェイド・アウトは長め。

(Remix)
1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。
各楽器(特にドラム)がより鮮明に。
『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年)

(別ヴァージョン)
1996年に発表された別ヴァージョンで、複数の未発表テイクを組み合わせたもの。
『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年)

5. Fixing a Hole
(Mono)
ステレオよりもフェイド・アウトが微妙に長い。
Mono Box』に収録。

6. She's Leaving Home
(Mono)
ステレオよりもピッチが速い。
Mono Box』に収録。

7. Being for the Benefit of Mr. Kite!
(Mono)
強いて挙げれば、SEの入り方、量がステレオとは微妙に異なる。
また、エンディングで誰かが口笛を吹いているのが微かに聞こえる。
Mono Box』に収録。

(別ヴァージョン)
1996年に発表された別ヴァージョンで、失敗テイク(1,2)と、Take 7を収録。
『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年)

8. Within You Without You
(Mono)
ステレオよりもフェイド・アウトがやや長い。
Mono Box』に収録。

(別ヴァージョン)
1996年に発表されたインストゥルメンタル・ヴァージョンで、ピッチがやや遅い。
『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年)

9. When I'm Sixty-Four
(Remix)
1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。
リード・ヴォーカルは左から中央に移動。
『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年)

10. Lovely Rita
(Mono)
後半30秒間の声がステレオよりも小さめにミックスされている。
Mono Box』に収録。

11. Good Morning Good Morning
(Mono)
●モノは2分31秒、ステレオは2分41秒と、曲の長さが異なる。
MonoではイントロのニワトリのSEのピッチが遅い。
●エンディングのSEがステレオよりも短い。
Mono Box』に収録。

(別テイク)
1996年に発表された別テイクで、Take 8を収録。ブラスやSEはなし。
『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年)

12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
(Mono)
●冒頭のギターの音がステレオとは入り方が違う。
●冒頭でジョンの話し声が聞こえる。
●カウントの後のSEが、Monoでは不自然に挿入され、笑い声SEも入っている。
●エンディングでポールのアドリブ・ヴォーカルが聴ける。
Mono Box』に収録。

(Stereo)
●冒頭のギターの音がMonoとは入り方が違う。
●ジョンの話し声はカウントに被っている所のみ聴こえる。
●カウントの後のSEが、Monoとは異なり、笑い声は挿入されていない。
●エンディングでポールのアドリブ・ヴォーカルは、ステレオでは殆ど聞き取れず、
 エコーの彼方になんとなく聴こえるだけなので、入っている事に気付きにくい。

(別ヴァージョン)
1996年に発表された別テイクで、ボールの仮歌入りのTake 5を収録。
『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年)

13. A Day in the Life
(別ヴァージョン)
イントロにSEの被らない、ギターから始まる別ヴァージョン。
これはジョンのドキュメンタリー映画『イマジン』のサントラ盤で初登場、
後に『青盤』のCDにも収録されています。
『イマジン(オリジナル・サウンドトラック)』(CD=東芝EMI CP36-5690/1988年)
『The Beatles 1967-1970』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年)

(別テイク)
1996年に発表された別テイクで、複数のアウト・テイクを組み合わせたもの。
『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年)

"Sgt. Pepper Inner Groove"
「A Day in the Life」が終わると、高周波音と意味不明なおしゃべりが入っていますが、
英オリジナル盤LPではRunout Groove(レコードの一番最後の部分)に入れられ、
針を上げない限りはエンドレスでかかる仕組みになっていました。
が、70年代までの日本盤ステレオLPでは一瞬だけ入り、
米盤は一切未収録(後に米編集盤『Rarities Vol.2』に収録)。
CDではエンドレスではなく、おしゃべりがリピート再生しながら、フェイド・アウト。
これに関してはアナログ盤では微妙な違いがありますので、
専門書籍を読む事をオススメしたいと思います。
[余談]
レコードの一番最後の部分に音を入れるお遊び的手法は、
ザ・ルースターズのアルバム『The Roosters à-GOGO』でも採用されており、
ラストの「Telster」のエンディングのギターの音が、
針を上げない限り延々鳴り響く仕組みになっていました。
これはオリジナル・アナログ盤のみで聴けるもので、
CDではしばらくリピートした後、静止します。
090913k.jpg
『The Roosters à-GOGO』(Columbia AF-7053/1981年)
本日のBGM:ザ・スパイダース「黒ゆりの詩」(from"明治百年、すぱいだーす七年"1968)

明治百年、すぱいだーす七年 PLUS アルバムNo.5明治百年、すぱいだーす七年 PLUS アルバムNo.5
(1998/08/21)
ザ・スパイダース

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テーマ:ビートルズ関連 - ジャンル:音楽

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