The Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』2009-09-13 Sun 01:00
2. With a Little Help from My Friends 3. Lucy in the Sky With Diamonds 4. Getting Better 5. Fixing a Hole 6. She's Leaving Home 7. Being for the Benefit of Mr. Kite! 8. Within You Without You 9. When I'm Sixty-Four 10. Lovely Rita 11. Good Morning Good Morning 12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 13. A Day in the Life 1967年6月1日発表。英・米ほぼ同じ内容*で初めて発売され、共に1位を記録。 (*アメリカ盤はB面最後の"Inner Groove"が入っていない等、微妙な違いがある。) ライヴ活動を停止し、スタジオ・ワークに本腰を入れたアルバム。 当初は何のテーマも曲もなく、バラバラに録音してきたものを、 ポールが"架空のバンドのコンサート"というアイデアを提案。 ジャケットを含め、統一感を持たせたものに仕上がっています。 ちょっと悪い言い方をすれば、派手な装飾でうまく取り繕ったって見方も出来るし、 時代が後になるに行くにつれ、評価が下がった理由も判らなくはないけど、 賛否両論共に、どちらかが欠けたらこのアルバムの事は見えてこないと思う。 結果的には、シングル中心の時代からアルバム主流への時代へと転換させ、 1枚のアルバムにテーマやストーリー性を持たせるというスタイル、 カラフルで実験色の強いレコーディングは、音楽的・録音技術的にも、 この作品以降に登場した多くのコンセプト・アルバムものに影響を与えています。 『SGT』は大きなきっかけにはなったと思うけど、 前年に発表され、特にイギリスでの反響が大きかった The Beach Boys『Pet Sounds』の存在も必要不可欠な要素だと思う。 書いた曲数を含め、ポール主導のアルバムというイメージを強く受ける。 後にソロでライヴ演奏もした「Getting Better」や「She's Leaving Home」、 「When I'm Sixty-Four」(実は最初期の曲)といった聴き所もありますが、 「Lucy in the Sky With Diamonds」「A Day in the Life」等を聴くと、 おいしい所は全てジョンが持っていったような気がします(笑) [小ネタ] ザ・スパイダースが、当時発売前の『SGT...』を試聴した時の記事が 『日本ロック紀GS編 コンプリート』(著:黒沢進/2007年)の中で読む事が出来ます。 これは元々『Music Life』(1967年7月号)に掲載されていたもので、 半分冗談や戸惑いを見せつつも率直な感想を寄せています。
[オススメのカヴァー・ヴァージョン] 「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」 ◎Jimi Hendrix『Blue Wild Angel -Live At The Isle Of Wight』 「With a Little Help from My Friends」 ◎Joe Cocker『With a Little Help from My Friends』 「Lucy in the Sky With Diamonds」 ◎Elton John『Rocket Man -The Definitive Hits』 ◎土岐麻子『How Beautiful』 「She's Leaving Home」 ◎Harry Nilsson『Pandemonium Shadow Show』 「When I'm Sixty-Four」 ◎Claudine Longet『クロディーヌ ロンジェ全集〜恋はみずいろ』 「A Day in the Life」 ◎Wes Montgomery『Day in the Life』 ◎Bobbi Boyle And The Trio『A Day in the Life』 [単なる個人的な思い出] またまた、読んでも仕方のない個人的なエピソードを…(笑) これもはじめはFMで全曲流れたのをテープに録音して聴いてました。 特に先入観もない状態で聴いて楽しんで…現在に至る。 で、1986年にモノラル盤レコードが限定発売されて、 近所のレコード屋さんにそれしか置いてなかったので、必然的に購入…。 ちなみにジャケット、1976年の再発盤から品番等を修正したっぽく、 右下にアップルのロゴ・マークを消した跡がありました。 結構短期間で、帯は破れ、盤も傷をいっぱいつけてしまった。 これを乱暴に扱っていたと捉えるか、聞き込んだ証と捉えるか…。 中古屋の買い取りセンターだったら、状態がいい方がいいんでしょうけど…(笑) ところが…当時たちの悪い同級生がいまして…(笑) これは自分が悪いんだけど、かなりしつこかったんで根負けして譲ってしまった。 その後それはどうなっていたかというと、ラップに包まれて保存されていた…(唖然) 他にも…帯を風鈴に取り付けたり、『Magical...』のブックレットをズタズタにし、 部屋の壁に貼付けたりとか、変な伝説は数しれず…(苦笑) あ、こんな事もあったなぁ…M君の親がAP番号の『SGT』を持っていて、 ある日奴は電話で「ちょっと見せてくれない?」といってM君を呼び出し、 奴はそれを奪うように手にすると、M君を無視し数十分、家の中に閉じこもった。 しばらくすると奴が「どうもありがとう!」といってレコードを返してきた。 奴の性格上、何事もなく終わるはずはなく、 実は"変に真新しい米Capitol盤"とすり替えていた…(苦笑) その後、M君と2人で奴の家に出向き抗議したところ、散々揉めた挙げ句、 奴は「わかった! 返す! それは玄関開けて置いてくれ」と言うと、 奴は「ほらよっ!」と、2階の窓からM君の親のレコードを放り投げた。 普段殆ど感情的にならないM君も 「仮にも、"中学校の生徒会長をやっている奴"がする事じゃないよな…。」 と呆れ返っていた…(苦笑) もしかしたら、つづく。 「おまけ:別ヴァージョンについて(簡易版)] ここに記載するヴァージョン/テイク違いは"簡易版"です。 個人的に把握している範囲内で、大雑把に書いてありますが、 もっと細かく、深ぁ〜く知りたい方は、 12月に下記の本が出ますので、そちらもご参照ください。
1. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Remix) 1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。 リード・ヴォーカルは中央に移動、SEやコーラスは左右に振り分けられる。 ◎『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年) 2. With a Little Help from My Friends (Remix) 1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。 リード・ヴォーカルは中央に移動。 ◎『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年) 3. Lucy in the Sky With Diamonds (Mono) ステレオよりもピッチが遅い他、ヴォーカルがフェイズ処理されている。 『Mono Box』に収録。 (Stereo) Monoよりもピッチが速く、フェイド・アウトは長め。 (Remix) 1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。 各楽器(特にドラム)がより鮮明に。 ◎『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年) (別ヴァージョン) 1996年に発表された別ヴァージョンで、複数の未発表テイクを組み合わせたもの。 ◎『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年) 5. Fixing a Hole (Mono) ステレオよりもフェイド・アウトが微妙に長い。 『Mono Box』に収録。 6. She's Leaving Home (Mono) ステレオよりもピッチが速い。 『Mono Box』に収録。 7. Being for the Benefit of Mr. Kite! (Mono) 強いて挙げれば、SEの入り方、量がステレオとは微妙に異なる。 また、エンディングで誰かが口笛を吹いているのが微かに聞こえる。 『Mono Box』に収録。 (別ヴァージョン) 1996年に発表された別ヴァージョンで、失敗テイク(1,2)と、Take 7を収録。 ◎『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年) 8. Within You Without You (Mono) ステレオよりもフェイド・アウトがやや長い。 『Mono Box』に収録。 (別ヴァージョン) 1996年に発表されたインストゥルメンタル・ヴァージョンで、ピッチがやや遅い。 ◎『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年) 9. When I'm Sixty-Four (Remix) 1999年に発表されたピーター・コビン氏によるRemix。 リード・ヴォーカルは左から中央に移動。 ◎『Yellow Submarine Songtrack』(CD=東芝EMI TOCP-65300/1999年) 10. Lovely Rita (Mono) 後半30秒間の声がステレオよりも小さめにミックスされている。 『Mono Box』に収録。 11. Good Morning Good Morning (Mono) ●モノは2分31秒、ステレオは2分41秒と、曲の長さが異なる。 ●MonoではイントロのニワトリのSEのピッチが遅い。 ●エンディングのSEがステレオよりも短い。 『Mono Box』に収録。 (別テイク) 1996年に発表された別テイクで、Take 8を収録。ブラスやSEはなし。 ◎『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年) 12. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) (Mono) ●冒頭のギターの音がステレオとは入り方が違う。 ●冒頭でジョンの話し声が聞こえる。 ●カウントの後のSEが、Monoでは不自然に挿入され、笑い声SEも入っている。 ●エンディングでポールのアドリブ・ヴォーカルが聴ける。 『Mono Box』に収録。 (Stereo) ●冒頭のギターの音がMonoとは入り方が違う。 ●ジョンの話し声はカウントに被っている所のみ聴こえる。 ●カウントの後のSEが、Monoとは異なり、笑い声は挿入されていない。 ●エンディングでポールのアドリブ・ヴォーカルは、ステレオでは殆ど聞き取れず、 エコーの彼方になんとなく聴こえるだけなので、入っている事に気付きにくい。 (別ヴァージョン) 1996年に発表された別テイクで、ボールの仮歌入りのTake 5を収録。 ◎『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年) 13. A Day in the Life (別ヴァージョン) イントロにSEの被らない、ギターから始まる別ヴァージョン。 これはジョンのドキュメンタリー映画『イマジン』のサントラ盤で初登場、 後に『青盤』のCDにも収録されています。 ◎『イマジン(オリジナル・サウンドトラック)』(CD=東芝EMI CP36-5690/1988年) ◎『The Beatles 1967-1970』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年) (別テイク) 1996年に発表された別テイクで、複数のアウト・テイクを組み合わせたもの。 ◎『Anthology 2』(CD=東芝EMI TOCP-8703〜4/1996年) "Sgt. Pepper Inner Groove" 「A Day in the Life」が終わると、高周波音と意味不明なおしゃべりが入っていますが、 英オリジナル盤LPではRunout Groove(レコードの一番最後の部分)に入れられ、 針を上げない限りはエンドレスでかかる仕組みになっていました。 が、70年代までの日本盤ステレオLPでは一瞬だけ入り、 米盤は一切未収録(後に米編集盤『Rarities Vol.2』に収録)。 CDではエンドレスではなく、おしゃべりがリピート再生しながら、フェイド・アウト。 これに関してはアナログ盤では微妙な違いがありますので、 専門書籍を読む事をオススメしたいと思います。 [余談] レコードの一番最後の部分に音を入れるお遊び的手法は、 ザ・ルースターズのアルバム『The Roosters à-GOGO』でも採用されており、 ラストの「Telster」のエンディングのギターの音が、 針を上げない限り延々鳴り響く仕組みになっていました。 これはオリジナル・アナログ盤のみで聴けるもので、 CDではしばらくリピートした後、静止します。 ![]() 『The Roosters à-GOGO』(Columbia AF-7053/1981年) 本日のBGM:ザ・スパイダース「黒ゆりの詩」(from"明治百年、すぱいだーす七年"1968)
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